初めてお仏壇やお仏具が必要になる方は『どういったものを選べばよいの?』
『なにか決まりごとがあるのでは?』といった心配はありませんか。
こちらでは、それぞれの仏具のご紹介と使い方をいくつかご説明いたします。
仏式でお祀りをする場合は、花立・香炉(線香立)・ローソク立・湯呑・仏飯器(ご飯を供える器)の5点の具足(ぐそく)が必要になります。
浄土真宗では法事などのお祀りに湯呑は基本的に必要ありませんが、普段のお供え物のひとつとして故人の好きだった飲み物を入れてご使用になってもよいでしょう。
左から花立・香炉・ローソク立
左から湯呑・仏飯器
仏式でお祀りにならない方は、スペースに応じてお祀りしてあげたい品物を選んで頂いて構いません。商品によっては単品販売できる具足もございますので、ぜひご覧ください。
仏式でお祀りする場合はご本尊が必要となり、一般的にはご寺院様にお魂を入れて頂きます。ご自身の宗派のものをお選びください。
サイズはお仏壇の大きさやお位牌の高さに合わせて、お位牌よりご本尊を大きくしたり、高い位置に配置するとバランスよくお祀りいただけます。
故人や皆様を見守って頂くご本尊ですので、お位牌や仏具でせっかくのご本尊そのものが隠れないサイズを目安にするとよいでしょう。
ご本尊を最上段。位牌を二段目に
ご本尊・位牌を同じ高さに
お魂を入れずにお気持ちでご本尊をお祀りされる場合は、ご自身に合ったものをお選びください。
どの宗派も必ず使う鳴り物です。
仏式でお祀りする場合は必要となります。
故人やご先祖様に思いを伝えるための道具でもあり、仏式以外の方もお祀りしているそばに置いて、手を合わせる前に鳴らしてください。
りんの音色には癒しの効果があります。
日々の生活で呼び鈴として使用したり、リラックスしたいときに音を楽しむアイテムとしてもおすすめです。
お供え物(お菓子・果物・故人の好物など)を載せるための道具です。
特に果物などの水物は腐敗し、仏壇や仏具を傷めることがあるので、長期間のお供えにはご注意ください。
跡がつかないように懐紙(半紙などでも代用できます)などを敷いてもきれいでしょう。
ただし、こちらの場合でも果物などの長期間のお供えは禁物です。
仏飯器(ご飯を供える道具)や湯呑などを置くお盆のような役割の道具です。
必ずしも必要なものではありませんが、仏飯器や湯呑は水が伝って底部分に水分が溜まる可能性があるので、置き場所を傷めない効果もある便利なアイテムです。
ご遺骨や形見(アクセサリーや思い出の品)を保管するためのものです。
デザインも豊富にございますのご自由にお選びください。
置き場所に決まりはなく、骨壺のみをお祀りする場合はお位牌と同じように祀るとよいでしょう。